東京都多摩市の飯塚楽器工房では、管楽器の修理・調整(リペア、メンテナンス)及び販売をおこなっております。

FORESTONE REEDS

FORESTONE REEDS

 フォレストーンリードは、原材料の竹繊維とPP(ポリプロピレン樹脂)材でできた特殊素材を、金型射出成型によって、わずか0.1mm ほどのリードの先端部にいたるまで正確に成型されています。
 また、耐水性に優れているため、雑菌の繁殖や、唾液による腐食の心配がなく、湿度や気温の変化などで反れてしまうという事もありません。そのため、天然ケーン製に比べ10倍~30倍の寿命を想定しております。

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工房代表の試奏レポート

 Alto Sax で試奏しました。マウスピースはMEYER、本体はH.SELMER MARKⅥ です。普段使用しているリードは、Rico Royalの3番(French File Cut)ですが、FORESTONE(Standerd Model)の硬さは「F3」が丁度良かったです。
ケーン製リードに比べ、下唇のざらつき感が無く、倍音は気持ち少ないかもしれませんが、艶っぽいくクリアな音色です。リードの状態が安定しているので、サブトーンやフラジオも安心して出せます。また、柔らかい感触があるものの、コシがしっかりしているので、「F3」の上下の硬さでも使えます。「F3」を中心に、体調や曲調により「F3-1/2」、「F2-1/2」を使い分けるなんてこともできそうです。
 リード選びに疲れた方、持ち替え楽器の多い方におすすめです。また、品質が安定していますので、初心者の方にもよろしいのではないでしょうか。私は、修理品の確認時に使用するリファレンスリードとして使用したいと思います。
 後日、他のマウスピースも試してみました。本体と普段使用しているリードは上記と同様です。まず、SELMER S80 C★では、「F3」は少々柔らかく、「F3-1/2」が丁度良かったです。また、SELMER JAZZ METAL Fでは、「F3」は少々硬めに感じ、「F2-1/2」が丁度良かったです。マウスピースの開きに合わせて、硬さを選ぶのもポイントかと思います。
 ちなみに、私は工作機械関連の仕事に携わっていましたので、金型射出成型機による製品の精度・品質が良いことは十分承知しております。なので、FORESTONEの精度・品質も信頼しています。

MEYER SELMER SELMERメタル

 上記写真は左から、
  「MAYER 6M + F3(リガチャーはVandoren OPTIMUM LC832)」、
  「SELMER S80 C★ + F3-1/2(リガチャーはSELMER)」、
  「SELMER JAZZ METAL F + F2-1/2」
です。

 注)本試奏で使用したStanderd Model は、現在販売しておりません。
   後継品は、Traditional Model となります。
   Standerd Model における硬さ「F2-1/2」、「F3」、「F3-1/2」は、それぞれ
   Traditional Model における硬さ「S」、「MS」、「M」に相当します。

 注)あくまで個人の感想です。

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